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◯AI支えるテクノロジー(下)量子コンピューター 10億通りの計算、1回で
量子コンピューターという言葉は以前から紙面を賑わせていますが、その種類に2通りあるとは知りませんでした。そもそも量子コンピューターとは、「量子ビット」と呼ばれる単位で計算するコンピューターで、従来のコンピューターでは「0」と「1」の組み合わせ、すなわち「00」、「01」、「10」、「11」の4通りの計算が必要でした。しかし、量子コンピューターにおいては「0と1の重ね合わせ状態(0でもあり1でもある状態)」を計算できるため、従来のコンピューターのように4通りの計算をせず1回で計算を済ますことができてしまうのです。そのため、今までは3年かかっていたような計算が一瞬でできてしまう、なんて言われているのです。
さて、このような性質を持った量子コンピューターですが、大きく分けて「量子アニーリング方式」と「量子ゲート方式」の2つが存在するようです。
前者の「量子アニーリング方式」とは、カナダのベンチャー「Dウェーブ・システムズ」が商品化したことで最近話題の方式で、金属製のリングで構成した「量子ビット」を、極低温(絶対零度だったかな)に冷やして超伝導状態にすることで計算しています。この方式だと、温度がほんの少し上がったり下がったりしただけで、超伝導状態が作れずに計算ができなくなるデメリットがあると言われていて、いかに安定性を確保するかが課題なのだそうです。
後者の「量子ゲート方式」は、現在のコンピューターでいう「IC(集積回路)」の実現を目指すものです。これによって「量子アニーリング方式」よりも多くのパターンの計算ができるということで注目されていますが、重ね合わせの時間を長くしなければならないという課題を抱えています。
半導体の集積度が1年半で2倍になる「ムーアの法則」の限界が迫っている昨今、この量子コンピューターが革命をもたらしてくれると信じてやみません。
◯宿泊税、訪日客増が追い風
国内外を問わず多くの観光客で賑わう京都市や北海道で、宿泊税の導入が検討されています。
宿泊税とは、宿泊客から徴収する税金のことで、徴税地のインフラや観光設備の充実を図ることに使われます。訪日外国人観光客が増えていることを受け、観光に適した交通インフラや観光施設の整備が必要になるため、「利用者負担」の観点から観光客が多いと思われる宿泊客に課税されるのです。観光地として名高いところでは、これらの税金が多く集まるので、より観光しやすい街として、また現地の人間との住み分けをきちっと整備して住みやすい街を作ることも可能になります。
しかし、デメリットもあると思うのです。一番に考えられるのが、宿泊税を課すことによって、その地域を訪れる観光客やビジネスマンが減るということです。周辺地域に無税で宿泊できる場所があれば、誰でも節約のために周辺地域に宿を取りたくなりますよね。これによって宿泊客が周辺地域に分散されるため、課税地では観光客一人当たりの「落としてくれる金額」が少なくなるのではないでしょうか。とはいえ、周辺地域のキャパシティの関係もありますし、一定数は課税地に泊まることになるかと思います。市町村もある一定の額までは徴収できるかもしれませんね。
メリットは、その周辺地域が大きそうですね。メインの観光地の周辺地域に宿泊客が流れてくれば、宿泊や飲食、その土地の観光地への来訪などもあるかもしれませんし、お金を落としてくれやすい人が流れてきてくれるのは、地域活性化にも一役買うでしょう。
また、宿泊税はほかの観光地に目を向けるきっかけになるかもしれません。京都に泊まると税金が取られるなら、滋賀県の大津や坂本、おごと温泉のあたりに宿を取ってみる。そうすると、宿周辺にも歴史的な遺産や面白い観光地があることが見えてくると思います。こうすることで、国内の人であれば新たな魅力発見に、海外の人であれば“ちょっとマニアックな日本通に”なれるチャンスを手にいれることができるのです。
宿泊税は賛否両論でるかと思いますが、徴税地だけではなく、周辺地域にも経済的な影響が及ぶことを念頭に置いておくとよいかもしれません。
◯消費に映る 現代史の断面
名古屋ではたらく私大生の株式投資日記
株式投資の紹介サイトを運営するベンチャー企業で、ライターと企業分析をしている大学生です。日々のニュースや株式投資で学んだことを“同年代の人たちに向けてわかりやすく要約”しています。
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